ネット上の口コミやSNSでは「王将のスープを全部飲まなければ実質300kcal」「天津麺は卵だからヘルシー」といった極端な言説が見受けられますが、これらには栄養学的な落とし穴が存在します。
まず、スープを残すことによるカロリーカット効果についてです。一般的なラーメンの熱量のうち、スープが占める割合はおよそ20〜30%(約120〜200kcal)、塩分に至っては約50〜60%がスープに溶け出しています。つまり、麺と具材だけを食べてスープを半分以上残す「スープ残し」を徹底するだけで、摂取熱量を150kcal前後、塩分を3〜4gほど削ぎ落とすことが可能です。「スープを残せば太らない」というのはあながち間違いではありませんが、麺自体にしっかり糖質が含まれている点は忘れてはなりません。
また、餃子の王将 天津麺 カロリーに関する誤解も顕著です。卵は完全栄養食品ですが、王将の天津麺は卵をふんわり仕上げるために調理油を多めに使用し、仕上げの甘酢餡や醤油餡にとろみ(片栗粉=糖質)をつけています。餡が麺に絡みつくため、スープを飲まなくても油分と糖質を余さず摂取してしまう構造になっており、見かけ以上に着実なエネルギー摂取となります。