平湯温泉は標高約1,250メートルに位置する豪雪地帯です。冬期(11月中旬〜翌4月中旬)の深山桜庵を目指すにあたり、アクセスの過酷さを軽視した旅行者がトラブルに見舞われるケースが後を絶ちません。
マイカーを利用する場合、4WD車両かつスタッドレスタイヤの装着は絶対条件です。長野方面からの安房峠道路(トンネル)や高山市街からの国道158号線は、急激な勾配と凍結路面が連続します。「2WDにスタッドレス」や「オールシーズンタイヤ」での走行はスリップ事故やスタックの危険が極めて高く、宿のレビューに「辿り着くまでに命の危険を感じた」「冬の案内が不十分」といった不満が書き込まれる一因となっています。
運転に少しでも不安がある場合は、高山駅や松本駅、あるいは新宿駅・名鉄バスセンターから直行する高速バス(濃飛バス・アルピコ交通)の利用が最も確実な選択肢です。宿は「平湯バスターミナル」から徒歩約7分(送迎車も運行)という好立地にあるため、公共交通機関を賢く活用することで、冬道の心理的プレッシャーを完全に排除できます。