順風満帆に見えたキャリアでしたが、2005年、18歳のときに突然の芸能活動休止を発表します。その理由は「一度芸能界を離れ、自分自身が本当にやりたいことを見つめ直したい」という切実な思いからでした。名声や特権から自ら身を引き、懐石料理店で時給制のアルバイトとして働き、接客や皿洗いを経験するなど、普通の社会人としての生活を経験しました。
この充電期間中、ファッション誌での読者モデル活動やアニメカルチャーへの深い傾倒を通じて、彼女自身の個性と美学が確立されていきました。社会の厳しさと「何者でもない自分」を体験したこの下積み時代の経験こそが、後の舞台女優としての強靭なメンタリティと、観客の心に届く表現力の土台となったのです。