柿ピーの比率はなぜ7対3へ変わった?国民投票で決まった黄金比の真相

柿ピーの比率はなぜ7対3へ変わった?国民投票で決まった黄金比の真相

柿ピーの比率はなぜ7対3へ変わった?国民投票で決まった黄金比の真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

長年にわたり「柿ピーの黄金比=6:4」として定着していたパッケージに大きな変革が起きたのは、2019年秋のことでした。亀田製菓は同年10月1日から11月27日にかけて、消費者のリアルな本音を問う「当たり前を疑え!国民投票」キャンペーンを展開しました。

開発陣やマーケティング部門が主導する一方的なリニューアルではなく、全国のファンを巻き込んだ大規模な参加型プロジェクトとして設計されたこの投票には、最終的に25万5,903票という膨大な回答が寄せられました。全11種類の比率選択肢(柿の種10:0から0:10まで)の中で、熾烈なトップ争いを制したのが「7:3」でした。

当時の集計結果は以下の通り、消費者の意識が明確に反映された数値となりました。

  • 第1位:7:3(柿の種 7 : ピーナッツ 3)―― 75,598票(得票率 29.5%)
  • 第2位:8:2(柿の種 8 : ピーナッツ 2)―― 48,505票(得票率 19.0%)
  • 第3位:6:4(従来の黄金比)―― 45,693票(得票率 17.9%)

従来の「6:4」は第3位に沈み、柿の種をより多く味わいたい層(7:3および8:2)が全体の半数近くを占める結果となりました。亀田製菓はこの民意を受け止め、2020年5月21日出荷分から主力商品である「亀田の柿の種 6袋詰」をはじめとするラインナップの配合比率を、重量比「7:3」へと正式に改定しました。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。