発熱外来を訪れた患者の問診記録やSNS上の療養手記を精査すると、数値データだけでは測れない闘病の生々しい実態が浮かび上がります。
30代男性の療養記録には「夜中に喉に焼けつくような痛みを感じて目が覚めた。翌朝には38.8℃まで上がり、固形物は一切喉を通らず、ゼリー飲料を飲み込むのすら激痛で脂汗が出た」という証言が残されています。また、医療従事者の手記でも「従来の風邪薬や消炎鎮痛剤単体では痛みが引きにくく、トラネキサム酸やアセトアミノフェンの適切な併用管理を求める患者が相次いだ」との記録があります。
急性期を脱した後に無視できないのがケンタウロスの後遺症(Long COVID)です。発症後2〜4週間以上が経過しても、「鉛のように身体が重い倦怠感」「思考力が低下するブレインフォグ」「空咳の長期化」「不眠や自律神経の乱れ」を訴えるケースが一定割合で発生しました。オミクロン系統全体に共通する課題ですが、急性期の炎症負荷が大きいほど自律神経系や免疫系へのダメージが残りやすい傾向が指摘されています。