作中で「ビッグジュン」の異名で恐れられた魚住純の基本データは、高校バスケ界でも突出したものでした。1年次に入学した時点で身長199cmを記録し、最終学年である3年次には202cm・90kgに達しています。同時代にしのぎを削った湘北の赤木剛憲(197cm・93kg)や、翔陽の選手兼監督・藤真拓也(178cm・66kg)、怪童・牧紳一(184cm・79kg)らと比較しても、その高さは圧倒的でした。
そんな魚住の迫力あるキャラクターを決定づけたのが、アニメ版(1993〜1996年放送)で担当した実力派声優の岸野幸正氏です。低く太く、芯の通った重厚な声質は、魚住の武骨な荒々しさと、内に秘めたキャプテンとしての責任感、後輩や仲間を思う温かみを見事に表現し、ファンの脳裏に強いインパクトを残しました。
また、キャラクターのプレイスタイルや外見の造形に関して、当時のNBAを席巻していた名センターたちがモデルとしてファンの間で長年考察されています。なかでも、ニューヨーク・ニックスを率いた剛腕センター「パトリック・ユーイング」や、頑強な守備で知られたプレイヤーたちの要素が色濃く反映されていると言われており、泥臭くゴール下を守護するポストプレーヤーとしてのリアリズムが徹底されています。