「豊洲PITの後方は本当に見えないのか?」という疑問に対する現場検証の答えは、「立つ場所の選択によって天と地ほどの差が出る」という点に尽きます。
フロア後方、具体的にはPA卓(音響・照明コントロールブース)の周辺から後方にかけては、床面に約15〜20cm程度の段差(ステップ)が設けられています。この段差エリアの1列目〜2列目に入ることができれば、前方の観客の頭越しにステージ全体をクリアに見渡すことが可能です。メンバーの足元まで視界に入り、照明演出やステージ全体のフォーメーションを楽しむには絶好のポジションとなります。
一方で最も危険なのが、「段差の手前にあるフラットエリアの後方(整理番号1,500番〜2,200番前後で埋まりやすいゾーン)」です。ステージからの距離が25〜30メートルほど離れているにもかかわらず床面が高くなっていないため、前方に背の高い観客が立つと完全にステージ中央が遮蔽されてしまいます。演者の顔どころか、大型ビジョンがなければ誰がどこにいるのかすら判別が難しくなるケースがあります。