ネット上の掲示板やSNSでは、「耳たぶの金運ぼくろを除去したら収入が激減するのではないか」「運気が下がるのが怖くて病院に行けない」といった迷信めいた不安が散見される。これに対し、観相学の権威や心理カウンセラーの見解は明快だ。
観相学の根底にあるのは、「自らの容姿を受け入れ、晴れやかな表情で日々を過ごすことが良運を引き寄せる」という心相(しんそう)の概念である。コンプレックスとなって前髪で耳を隠し続けたり、悪性の不安に怯えて対人関係で委縮したりするくらいであれば、医療の手を借りて除去し、すっきりとした笑顔で他者と接するほうが心理学的な自己効力感(Self-efficacy)を飛躍的に高める。
「吉相のほくろを取ったからといって、その人の積み重ねてきた努力や資質が消え去るわけではない。むしろ外見のノイズを取り除くことで、主体的な行動力が増し、結果として仕事運や恋愛運が好転するケースが臨床心理の現場でも多数報告されている」と専門家は分析する。