米倉涼子さんの原点を語る上で欠かせないのが、1992年8月に開催された「第6回全日本国民的美少女コンテスト」です。当時高校2年生(17歳)だった彼女は、友人が応募書類を送ったことがきっかけで出場し、応募総数10万通を超える激戦区の中で見事に審査員特別賞を受賞しました。
当時の報道写真やアーカイブ映像を振り返ると、現在のシャープでクールな印象とは異なり、あどけないピュアな笑顔と透き通るような素肌、そして当時から際立っていた長い手足が印象的です。芸能関係者の回想録によると、会場に現れた瞬間に審査員一同が息をのむほどの圧倒的な等身バランスを誇っていたと伝えられています。
その規格外のスタイルの土台となったのが、5歳から約15年間にわたって本格的に打ち込んできたクラシックバレエ歴です。名門・牧阿佐美バレヱ団のジュニアスクールなどに通い、過酷なレッスンに明け暮れた日々が、引き締まった体幹としなやかな立ち居振る舞いを形成しました。美少女コンテストの壇上でも、背筋の伸びた凛とした佇まいがひときわ異彩を放っていました。
翌1993年からはファッション誌『CanCam』の専属モデルとして本格活動をスタート。当時の誌面では、爽やかな笑顔と巻き髪のロングヘアがトレードマークで、山田佳子さんや藤原紀香さんらとともに90年代の赤文字系ファッションブームを力強く牽引しました。デビュー当時の彼女は「可愛いお姉さん」の象徴として、同世代の女性読者から絶大な憧れを集めていたのです。