有楽町駅京橋口を出てすぐの東京交通会館地下1階。昭和40年代のノスタルジーが漂うアーケード街を進むと、芳ばしい醤油とラードの香りが漂ってきます。そこが、有楽町のレトロ洋食人気店として不動の地位を築くキッチン大正軒です。厨房を囲むL字型のカウンターを中心としたコンパクトな店内は、常に活気とフライパンの小気味よい音に包まれています。
2026年現在もその人気は衰えるどころか、インバウンド観光客やSNSで本物の昭和グルメを求める若年層が加わり、昼夜を問わず賑わいを見せています。都心の一等地にありながら、飾り気のない佇まいと職人たちの無駄のない手さばきが、訪れる者に心地よい安心感と期待感を与えてくれます。