イベント当日の現地取材で最も多く耳にするのが、「案内看板通りに歩いたはずなのに、階段の上で行き止まりになった」「気づいたら展示ホール9-11への連絡橋を渡っていた」という悲鳴です。来場者を惑わせる幕張メッセ東3ゲートで迷う理由の核心は、幕張新都心特有の立体都市構造と、幕張メッセ独自のゲート配置にあります。
JR海浜幕張駅から幕張メッセに向かう動線は、駅前広場からそのまま2階レベルのペデストリアンデッキを経由し、国際展示場1〜8ホールの「中央エントランス」へと直結するよう設計されています。来場者の8割以上が無意識にこのメインデッキを進みますが、東3ゲートが位置するのは1階の地上外周部です。国際展示場7・8ホールの東側、すなわち幕張メッセ東駐車場に面した搬入路・地上ヤードエリアに面しており、2階デッキ上には明確な下降階段の標識が極めて少ないのが実態です。
さらに現場の混乱に拍車をかけているのが、周辺施設の名称類似です。すぐ隣には幕張イベントホールの東エントランスが存在し、道路を挟んだ北側には幕張メッセ展示ホール9-11がそびえ立っています。チケット券面にある「東3」という記号だけを頼りに歩くと、これら別エリアの東側ゲートと混同し、セキュリティスタッフに制止されて初めて間違いに気づくというケースが日常茶飯事となっています。