「していません」は失礼?目上への正しい敬語と失敗しない言い換え術

「していません」は失礼?目上への正しい敬語と失敗しない言い換え術

「していません」は失礼?目上への正しい敬語と失敗しない言い換え術について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

Q1:上司に「あのタスク終わった?」と聞かれ、「していません」と答えるのは絶対にダメですか?
A1:文法的に破綻しているわけではありませんが、ビジネスの現場では不十分です。「まだ着手できておりません。〇〇の作業が終わり次第、14時から取り掛かります」のように、「できておりません+着手時期」を添えて伝えるのが信頼を保つ作法です。

Q2:「していません」をビジネスメールで使ってよい例外シーンはありますか?
A2:同僚や気心の知れた後輩とのやり取りであれば問題ありません。ただし、社外向けのメールや役職者宛ての文面では、簡素すぎて突き放した印象を与えるため、「しておりません」または文脈に応じた適切な動詞(「送付しておりません」「受領しておりません」など)へ具体化することが推奨されます。

Q3:「いたしておりません」は二重敬語などの間違いではありませんか?
A3:二重敬語ではありません。「いたす」は謙譲語、「おる」は丁重語、「ません」は丁寧語の打ち消しであり、異なる敬語分類が組み合わさった正規の敬語連結です。文法的な誤用ではありませんが、社内の身近なやり取りで使うと丁寧すぎて不自然に映るため、主に社外文書や重大な局面に限定するのがスマートです。

Q4:「存じておりません」と「わかりません」はどう使い分けるべきですか?
A4:ビジネスにおいて「わかりません」を目上の人に使うのは稚拙な印象を与えます。情報や存在を知らない場合は「存じておりません」、状況の推移や理由が判然としない場合は「把握いたしかねます」「私では判断がつきかねます」と言い換えるのが適切なマナーです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。