食事制限だけで体重を落とすと、皮膚のたるみや筋肉量の減少による基礎代謝の低下を招きます。しかし、復帰当時の彼女の姿はたるみどころか、くっきりと筋の入った腹筋と引き締まったヒップラインを誇っていました。そのベースを支えたのが、倖田來未ならではの筋トレ・トレーニング法です。
産後直後のデリケートな時期であったため、無理な高重量ウェイトトレーニングは避け、まずは骨盤の歪みを矯正するピラティスや体幹(コア)トレーニングが集中的に行われました。特に彼女が強調していたのが、以下の日常的な身体操作です。
- 日常的なドローイン(腹横筋の意識付け):常に下腹部に力を入れ、息を吐ききってお腹を凹ませた状態をキープする。これによりコルセットの役割を果たす深層筋肉が鍛えられ、あの鋭いくびれが形成されます。
- 全身鏡による日々のボディチェック:体重計の数字だけに一喜一憂せず、毎朝・毎晩服を脱いで全身鏡の前に立ち、ボディラインのわずかな緩みを視覚で直視する。
- リハーサルそのものを極限の有酸素運動化:ヒールを履いた状態での長時間のダンスリハーサルを、最大効率の有酸素兼下半身強化トレーニングへと昇華させる。
「体重計に乗るのをやめ、着たいデニムが入るかどうかで判断する」という彼女の有名な美学は、現代のボディメイクにおいて最も本質的なマインドセットとして高く評価されています。