2001年3月7日・8日、東京ドームで開催された「WARP TOUR FINAL」。2日間で10万人を超える観客を動員したラストステージは、伝説としてファンの記憶に刻まれています。
オープニングの『RAINBOW STAGE』からアンコールの『OVER DRIVE』まで、全26曲を全力疾走したステージ。しかし、客席最前列で見守った古参ファンや音楽メディア記者は、当時のステージ上に漂っていた「異様な緊迫感」を口にします。MCで客席に満面の笑顔を見せるYUKIと、職人のようにギターを掻き鳴らすTAKUYA、淡々とリズムを刻む恩田、全身全霊でドラムを叩き続ける五十嵐。メンバー同士の視線が交錯する瞬間は極めて少なく、それぞれがバンドの終わりを自分自身の中で受け止めるかのような孤高の佇まいを見せていました。
終演後、ダブルアンコールを求めるファンの声がドーム内に地鳴りのように響き渡り、客電が点灯しても30分以上誰一人帰ろうとしない異様な光景が広がっていました。「燃え尽きる瞬間を共有した」という充足感と、「二度とこの4人は見られない」という決定的な喪失感が交錯した夜でした。