ゲーム産業の動向を正確に把握する上で、最も信頼すべき一次情報は任天堂が定期開示する公式IR資料です。最新の決算発表資料および主要リサーチ機関の公表値を精査すると、スプラ3の販売本数の現在は世界累計で1,250万本〜1,300万本規模に達しており、商業的には疑いようのないメガヒットを記録しています。
発売後わずか3日間で記録したスプラトゥーン3の国内初週売上345万本(パッケージ版およびダウンロード版の合算)は、当時の任天堂ハード向けソフトの国内初週販売として歴代最高記録を樹立しました。この初動の凄まじさは、家庭用ゲームソフトの歴史を塗り替えた瞬間として今なお語り草となっています。
しかし、グラフの傾きに着目すると特異な軌跡が浮かび上がります。発売後数ヶ月で1,000万本の大台を一気に突破したものの、その後のカーブは前作『スプラトゥーン2』に比べて緩やかな推移をたどりました。この数字のコントラストこそが、ネット上で「後半の伸び悩み」として取り沙汰される根拠となっています。