複合ビル「ザ・ノット 札幌(THE KNOT SAPPORO)」の1階へと足を踏み入れると、かつての重厚な和風建築から一転、ガラス張りで開放感あふれるモダンな空間が広がっています。これがまさに、大改装を経て生まれ変わった札幌千秋庵本店 現在の様子です。無垢の木材と柔らかな間接照明が調和したフロアは、老舗の気品を保ちながらも、20代から30代の若年層やインバウンド観光客が気兼ねなく立ち寄れる軽やかさを備えています。
売り場の奥に併設された札幌千秋庵本店 カフェスペースは、買い物の合間に一息つける特等席です。カウンター席を中心としたコンパクトな設計ながら、購入したばかりの焼きたてノースマンや、北海道産牛乳のコクを凝縮した特製ソフトクリームをその場で味わうことができます。筆者が平日の午後に現地を観察した際も、挽きたてのドリップコーヒーとともにパイのサクサク感を噛み締めるビジネスパーソンや、名物スイーツを囲んで談笑する旅行者の姿が絶えませんでした。