この過酷なシーパワー抗争において、日米のアライアンスは新たな局面を迎えている。アメリカ海軍の原子力潜水艦が持つ圧倒的な航続距離と静粛性、そして圧倒的な長距離打撃力。それに完璧に同調するのが、海上自衛隊が誇る世界最高峰の対潜作戦能力だ。
日本の卓越した軍事テクノロジーは、ソナーシステムやAIを活用した音波解析において世界をリードしている。日米がリアルタイムで共有する戦術データ網は、広大な太平洋の深海を可視化しつつある。抑止力の要は、もはや単体の艦艇の強さではない。水上と水中の兵器ネットワークがどれほど密に、かつ迅速に連動できるかという情報戦の勝敗にシフトしている。