アルゴリズムは、人間の欲望にどこまで忠実であるべきなのか。イーロン・マスク氏の主導のもとで収益化の仕組みが大きく改編されたX (旧Twitter)では、インプレッションが直接的な金銭的報酬を生む仕組みが定着した。その結果、手軽に注目を集められる露出コンテンツがアルゴリズムの波に乗り、タイムラインを圧巻する現象が起きている。
一方、メタ・プラットフォームズが運営するInstagramやThreadsも無風ではない。厳格なモデレーションを敷く同社だが、自動検出システムの隙を突く隠語や画像加工が横行。有料ファンクラブ型プラットフォームであるOnlyFansへの誘導導線としてSNSが利用されるケースも目立ち、ソーシャルメディア業界全体が過激化するコンテンツの抑制とトラフィック獲得の狭間で揺れている。