反対に、甲状腺ホルモンの分泌が低下する疾患として代表的なのが「橋本病(慢性甲状腺炎・甲状腺機能低下症)」です。代謝が極端に低下するため、汗や皮脂の分泌が著しく減少し、全身の皮膚が粉を吹くほど深刻な乾燥状態に陥ります。
乾燥によって肌のバリア機能が壊れると、衣類の襟やわずかな刺激でも首回りに強いかゆみを感じるようになります。さらに橋本病では、甲状腺全体が腫れて首に圧迫感や違和感を覚えることが珍しくありません。「首元が太くなった気がする」「喉がつかえるような感覚とともに首回りがカサカサとかゆい」と感じる場合、皮膚の保湿ケアだけでは根本的な解決に至らないケースが目立ちます。