ビジネスでもプライベートでも、個人の価値を支える最大の資産は「信用」である。一度失われた信用を再構築するには莫大な時間とエネルギーを要するが、意地悪な振る舞いはこの信用を一瞬でゼロにする毒薬のようなものだ。
社会ネットワーク分析によれば、他者に悪意を向ける人間は、密かに「負の悪評」を共有される。面と向かって注意されることは減っても、裏では「あの人には重要な情報を渡すな」「あの案件には関わらせるな」という合意が形成されていく。いざ本人が困窮したとき、助けの手を差し伸べる者は誰もいない。これが信用破産の恐怖である。