東京でペットと暮らせる賃貸物件を探す際、最大の障壁となるのが絶対的な供給量の少なさです。大手ポータルサイトの集計データおよび不動産管理会社の動向を調査すると、東京都内の賃貸マンション・アパート全体のうち、ペット飼育を明確に許可している物件は全体の約12%〜15%前後にとどまります。特に単身者向けワンルームや築浅の駅近物件では、管理規約によってペット飼育が厳格に禁止されているケースが過半数を占めます。
物件探しの現場で混乱を生みやすいのが、東京におけるペット相談可とペット可の違いです。両者は募集図面上では似通って見えますが、貸主側のスタンスには決定的な温度差が存在します。
「ペット可(相談)」と表記されている場合、その実態は「以前に空室が長期化したため、条件付きで交渉を受け付ける」という貸主側の妥協案であるケースが少なくありません。そのため、小型犬1匹のみを想定しているオーナーに対して「猫2匹」や「中型犬」を打診すると、内見前の段階であっさり断られる事態が日常茶飯事となっています。最初からペット共生を前提に建てられた物件と、空室対策として消極的に設定された物件を見分けることが、無駄な内見や落選を避ける第一歩です。