フジテレビ系連続ドラマの最終回(第11話)において、主人公・吉野みち(奈緒)と夫・吉野陽一(永山瑛太)、そして新名誠(岩田剛典)と妻・新名楓(田中みな実)の2組の夫婦は、それぞれ一度「離婚届の提出」という明確なピリオドを打ちました。
視聴者の最大の関心事であったみちと陽一の離婚理由は、単なる肉体関係の欠如にとどまりません。陽一の心中にあった「みちを大切に思えば思うほど、女性として抱けなくなる」という深刻な家族化とプレッシャー、そして三島結衣花(さとうほなみ)との一夜の過ちによる深い自責の念が関係を蝕んでいました。みち側もまた、「愛されている実感が欲しい」と渇望しながらも、陽一を精神的に追い詰めていた構造に気づき、互いの尊厳を守るために別れを選びます。
一方、誠から告白を受けたみちは、「誰かに寄りかかって自分を埋めるのではなく、一人で自立して生きていきたい」と新名の想いを断ります。注目を集めた新名の結末は、みちと結ばれる恋愛成就ではなく、副部長への昇進と仕事での充実、そして自分自身の足で人生を再構築していくという孤独かつ前向きな旅立ちでした。楓もまた、ファッション誌副編集長としての過酷なキャリアと向き合い直す道を選び、互いに敬意を払いながら離婚へと至っています。
そして物語のラスト、みちが陽一の働くカフェを訪れ、他愛のない会話を交わしながら笑顔を見せ合う場面で幕を閉じます。夫婦という法的な縛りを脱ぎ捨て、一個人として対等に向き合える関係へシフトした「事実上の関係再構築」を示唆するこの最終回ネタバレは、甘いハッピーエンドを期待していた層に大きな衝撃を与えました。