マリンスポーツ愛好家や釣り人の間では、地上波の一般的な天気予報と海洋専門予報のギャップは常識として知られています。実際にサーファーや遊漁船船長、ライフセーバーへの取材でも、現場の判断基準に関する生々しい証言が得られています。
湘南エリアで20年以上のキャリアを持つサーフショップオーナーは次のように指摘します。
「スマートフォンの天気アプリで『晴れ・風速2m』と出ていても、海岸に行くと猛烈なオンショア(海から陸への風)で白波が立ち、海面が荒れ狂っているケースは日常茶飯事です。陸上の予報地点と実際の波打ち際では、地形効果や局地風によって環境が全く異なります。波の高さだけでなく、『うねりの向きと周期(秒数)』を見なければ海の本当のコンディションは読めません。」
釣り人の間でも、専門気象サービスである「海快晴」などを活用し、風向の変化と潮位の動きから釣果と安全性を同時に見極めるアプローチが定着しています。晴れているからといって無防備に磯場やテトラポッドへ立ち入れば、10分に一度押し寄せるセット波に足元を洗われ、海中へ転落するリスクが直結します。