テレビ番組をきっかけに一大ブームとなった「食前そばの実ダイエット」。そのメカニズムの中核にあるのが、そばに含まれる希少なたんぱく質「レジスタントプロテイン」です。
レジスタントプロテインは、胃や小腸で消化されにくく、食物繊維と似た働きをする難消化性タンパク質です。食事中に摂取したコレステロールや脂質を吸着し、そのまま体外へ排出するのを助ける作用が研究で明らかになっています。つまり、食事の脂質吸収を物理的にブロックするクッションの役割を果たします。
さらに注目すべきは「食前スプーン1杯(茹でた状態で約15g)」の摂取法です。食事の直前に摂取することで、豊富な水溶性・不溶性食物繊維とレジスタントプロテインが胃腸内でゲル状の層を形成。後から入ってくる糖質の吸収速度を緩やかにし、食後血糖値の急上昇(血糖値スパイク)を抑えます。インスリンの過剰分泌を防ぐため、体脂肪が蓄積しにくい体内環境へと整えてくれるのです。
気になるカロリーと糖質について、乾燥状態のそばの実は100gあたり約360kcal・糖質約65gと一見白米と同等に見えます。しかし、茹でると水分を吸って重量が約2.5倍〜3倍に膨らむため、1食あたりの実質的な摂取カロリーや糖質量を大幅にカットできます。