東京テレポート駅の由来と歴史!名前の真相とアクセス徹底解剖

東京テレポート駅の由来と歴史!名前の真相とアクセス徹底解剖

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東京テレポート駅の改札をくぐると、誰もが一度は抱く疑問が東京テレポート駅の名前の由来です。一見すると近未来的な響きを持つこの名称ですが、超能力やSF用語の「瞬間移動」を意味しているわけではありません。

その真相は、1980年代半ばに東京都が策定した臨海副都心の開発構想である東京テレポートタウン計画の経緯に直結しています。当時、第7管区埋立地と呼ばれていた未開の湾岸エリアにおいて、東京都は単なる商業地や住宅地ではなく、世界最先端の「高度情報都市」を建設する青写真を描きました。

ここで用いられた「テレポート(Teleport)」とは、「テレコミュニケーション(Telecommunication=電気通信)」と「ポート(Port=港)」を掛け合わせた造語です。中世以来の海上交易を支えた「海の港」に対し、21世紀の国際社会をリードする「高度情報通信の港」を東京湾岸に築くという国家規模のプロジェクトでした。1985年に世界テレポート連合(WTA)が発足するなど、当時は世界主要都市で衛星通信アンテナ群と光ファイバー網を集約した情報通信拠点を「テレポート」と呼ぶ国際的潮流がありました。

1996年3月、臨海副都心新交通システム(ゆりかもめ)の開業に続き、臨海副都心線(現・東京臨海高速鉄道りんかい線)の開通とともに誕生したのが東京テレポート駅です。当時の鈴木俊一都知事主導で進められた開発は、その後のバブル崩壊や世界都市博覧会の中止という大波乱に見舞われながらも、名称に込められた「次世代情報都市の港」という理念を現在に伝えています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。