ロサンゼルスのドジャー・スタジアムに足を踏み入れると、そこがアメリカ本土であることを一瞬忘れそうになるほどの光景が広がっています。試合開始前、外野コンコースを歩く地元のアメリカ人ファンが手にするショッピングバッグには見慣れたロゴがあり、巨大スクリーンには伊藤園の「お〜いお茶」や興和の「バンテリン」のCMが鮮やかに映し出されます。
現地を訪れる日本人駐在員や観光客のSNS上でも、次のような生の声が飛び交っています。
「ドジャー・スタジアムに行くと、バックネットにダイソーや木下グループ、THKのロゴが次々に出てきて感動する。アメリカの同僚たちも『DAISOは近所にあるから知ってるよ!』と誇らしげに話しかけてきて、日系企業の浸透スピードに鳥肌が立った」
「大谷が打席に立つたび、日本の地上波中継やニュース番組で背後の日本企業ロゴが何分間もアップになる。日本のテレビCM枠を何百本も買うより、ドジャースのバックネットを押さえる方が圧倒的に費用対効果が高いのではないか」
電通や博報堂など大手広告代理店の試算によると、大谷翔平選手が打席に立ち、山本由伸投手がマウンドに上がる試合での日本国内におけるテレビ露出換算価値は年間数百億円に達すると評価されています。日本のプライムタイムや朝のニュース番組は、連日のようにドジャース戦のハイライトを数分〜数十分枠で放映します。その間、選手の後方に配置された企業のロゴは、視聴者の網膜へ自然な形で焼き付き続けるのです。