ボルボ西郷の魅力が最も爆発するのは、主人公・両津勘吉との絡みにおいてである。両津の金儲け企みや破天荒な暴走にボルボのミリタリー兵器が組み合わさると、派出所周辺はたちまち戦場と化す。サバイバルゲームの回では、単なる遊びの域を超えた本格的な軍事的戦術を展開し、葛飾の町を大混乱に陥れた。
また、左近寺竜之介とのコンビも外せない。格闘技の達人でありながら乙女ゲームに溺れる左近寺と、重火器のスペシャリストでありながら暗闇に怯えるボルボ。2人が両津に振り回され、互いの弱点を晒し合いながら自爆していく展開は、まさに王道ギャグの真骨頂だった。読者は彼らの常軌を逸した暴走に腹を抱えながらも、どこか人間味あふれる友情に魅了されたのである。