ニャンちゅうを語るうえで絶対に外せないのが、キャラクターに命を吹き込んできた声優陣の熱量だ。1992年の初登場以来、実に30年近くにわたってあの独特なダミ声とチャーミングな演技を担当してきたのが津久井教生氏である。筋萎縮性側索硬化症(ALS)との闘病を公表しながらも、声の表現に対する並々ならぬ執念で見事に演じ続けた姿は、ファンのみならず声優業界全体に深い感動と勇気を与えた。
そして、その固い絆のもとでバトンを受け継いだのが羽多野渉氏だ。2023年春から本格的に二代目としてニャンちゅうの声を担当している羽多野氏は、津久井氏が長年作り上げてきたプレシャスな世界観を尊重しつつ、見事な敬意と技術で「ニャンちゅうの魂」を表現している。2026年の現在もその絆は深く結ばれており、新旧のファンから絶大な支持を得ている。