都市開発・不動産業界の関係者も、この土地が持つ潜在力に熱い視線を送る。大手ハウスメーカーの担当者は「宝塚市内でこれほど交通利便性と静穏な居住環境が高度にバランスしたエリアは稀だ」と太鼓判を押す。
変化の波は戸建て住宅の供給スタイルにも現れている。単に区画を細分化して売却する従来型の分譲ではなく、街区全体の景観ガイドラインを設けた開発が増加中だ。古くから暮らす住民と、新しく移り住む子育て世代が自然な形で混ざり合い、コミュニティの再生が進む。ハード面の更新とソフト面の醸成が同時に進行する希有な事例といえる。