この独自のカルチャーの基盤を築いた存在として、まいた菜穂による金字塔的少女漫画『12歳。』の存在を外すことはできない。思春期特有の繊細な揺れ動く心を描き切り、当時の読者に強烈なインパクトを与えた同作は、現在のファッション文化にも多大な影響を与え続けている。
少女漫画誌の誌面を飾るキャラクターたちの装いは、常に時代の先をゆくスタイリングの教科書だった。繊細なフリルや絶妙なカラーリング、キャラクターの個性を引き立てる小物の使い方は、現代のクリエイターたちにも脈々と受け継がれている。作品への愛がそのままファッションへの情熱へと繋がる好循環が、ここではしっかりと息づいている。