2026年、全国の大学で学生主体のイベントが見直しを迫られるなか、一橋大学においても伝統あるイベントの存続をめぐる議論が本格化している。これまで秋の学園祭を主催してきた一橋祭運営委員会の周辺では、コンテストの開催がルッキズム議論(外見主義批判)と直結しているのではないかという強い問題意識が浮上。一部の学生やOB・OGからも、外見の美しさを競う形式そのものに対する懸念の声が寄せられるようになった。
学内の議論は決して単一の結論に収束しているわけではない。「社会で求められる個性の発信力や多様な価値観を表現する場としてアップデートすべきだ」とする擁護派の意見と、「見た目による順位付けは現在のキャンパス理念になじまない」とする慎重派の意見が拮抗している。単にイベントを中止するか否かという単純な二項対立ではなく、現代社会におけるキャンパスコンテストの社会的意義そのものが問われているのが、現在の真相と言える。