体に熱がこもる原因と病気の真相|熱はないのにだるい時の対処法

体に熱がこもる原因と病気の真相|熱はないのにだるい時の対処法

体に熱がこもる原因と病気の真相|熱はないのにだるい時の対処法の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

猛暑日などに警戒される「熱中症」と、日常的に熱がこもる「うつ熱」は混同されやすいものの、発生プロセスには明確な相違点が存在します。熱中症は、高気温や多湿という過酷な外部環境に対し、脱水や循環不全が加わることで体温調節が立ち行かなくなる全身性の急性障害です。

これに対し、うつ熱は外部の暑さだけでなく、身体側の放熱機能そのものが破綻し、生成された代謝熱を体外へ放出できなくなる状態全般を指します。とりわけ問題視されているのが、汗腺の萎縮や自律神経の機能不全によって引き起こされる汗が出ない熱放散障害です。エアコンの効いた室内で過ごす時間が長くなった生活習慣により、発汗による気化熱冷却が正常に作動せず、熱が皮膚の内側に閉じ込められてしまいます。

さらに厄介なのが「体に熱がこもるのに熱はない」という訴えの正体です。体温計で測定する腋窩(わきの下)温度は正常範囲内でありながら、患者本人は「頭が沸騰しそう」「背中に炭火を背負っているようだ」と強い熱感を自覚します。これは深部体温の上昇ではなく、自律神経の交感神経が異常興奮し、末梢の血流配分が極端に偏ることで知覚神経が熱感を誤認識しているケースが多いためです。検査数値に異常が出ないからこそ、本人にとっては深刻な苦痛となります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。