パニック障害の治療は、「急性期(発作を止める)」「維持期(再発を防ぐ)」「減薬・終了期」の3フェーズで進められます。
発作が完全に消失した後も、脳内の神経伝達回路を安定させるために最低でも6カ月〜1年程度の維持療法を継続することが国際標準です。「もう発作が出ないから」と自己判断で一気に服用を中止すると、激しいめまい、シャンシャンと響く耳鳴り、発汗、強い不安感などの離脱症状(中断症候群)が発現し、元の症状より悪化する危険があります。
減薬は、数週間から数カ月単位のインターバルを置き、錠剤を半量に割る、あるいは隔日投与へ移行するなど、段階的(Tapering)に慎重に進めることが完治への最短ルートです。