Q1:キーンベック病は自然に治ることはありますか?
A1:壊死した月状骨が特別な治療なしに自然に元の健康な骨に戻ることは極めて稀です。初期段階であればギプス固定などの厳密な免荷保存療法で血流が回復するケースもありますが、自己判断で通常生活を続けると、高い確率で骨の圧潰と関節症への進行を招きます。
Q2:レントゲンで異常がないと言われたのですが、キーンベック病の可能性はありますか?
A2:十分に考えられます。発症ごく初期のStage 1では、骨の変形や骨硬化が始まっていないため、通常のレントゲン写真には写りません。手首中央の圧痛や握力低下が続く場合は、微細な骨虚血を判別できるMRI検査やCT検査が可能な手外科専門外来を受診してください。
Q3:手術をした場合、手首の動きや仕事への影響はどうなりますか?
A3:病期が早い段階で橈骨短縮骨切り術などを行った場合、手首の可動域や握力は術前の状態近くまで良好に回復することが期待できます。一方、進行期の手根骨固定術などでは手首の可動域に一定の制限が残る場合がありますが、激しい痛みが消失し力が入るようになるため、日常生活や復職におけるQOL(生活の質)は大幅に改善します。