点字ブロックの工夫と秘密を徹底解剖!黄色い理由や突起の意味とは

点字ブロックの工夫と秘密を徹底解剖!黄色い理由や突起の意味とは

点字ブロックの工夫と秘密を徹底解剖!黄色い理由や突起の意味とはに関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

点字ブロックの表面には、指先で読む点字とは異なる独自の凹凸パターンが刻まれています。この突起の形状は世界共通のルールとしてJIS規格(JIS T 9251)で厳密に標準化されており、大きく分けて2つの種類が存在します。

1つ目は、平行な棒状の突起が並ぶ「誘導ブロック(線状ブロック)」です。この線が伸びる方向が移動すべき進路を示しており、視覚障害者は足の裏の感覚や白杖(はくじょう)を滑らせることで、迷わずに目的地へ向かって直進できます。

2つ目は、格子状に丸い粒が並ぶ「警告ブロック(点状ブロック)」です。このブロックは「危険な場所」や「進路の変更点」を知らせる役割を担います。階段の手前、交差点の横断歩道前、曲がり角、エレベーター前、そして駅のプラットホームの端などに敷設され、「一度立ち止まって周囲を確認せよ」という合図を送ります。

ブロックの種類突起の形状とJIS寸法基準設置場所と役割編集部の見解・実効性誘導ブロック
(線状)
4本の連続した凸線
突起の高さ:5.0mm±0.5mm歩道の中央、通路の直進ルート
進行方向の誘導白杖を前後にスライドさせた際、突起の溝に沿ってスムーズに歩行軌道を維持できる。警告ブロック
(点状)
7×7(49個)の円形ドット
突起の高さ:5.0mm±0.5mm段差手前、分岐点、横断歩道前、駅ホーム縁端靴底越しでも明確に硬質な刺激が伝わり、歩行者の無意識な足止めを促す設計。内方線付き警告ブロック
(駅ホーム専用)
ドット群の線路と反対側に
1本の太い横ラインを付加鉄道駅プラットホームの内側境界足裏の感触だけで「どちら側が線路で、どちら側が安全な内側か」を一瞬で判別可能。

突起の高さはわずか5ミリメートル。この数値は、視覚障害者が靴底や白杖で確実に認識できる最低限の高さを保ちつつ、車椅子利用者やベビーカー、高齢者がつまずかないギリギリの傾斜角度(テーパー角)を計算し尽くした人間工学の結晶です。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。