為替の変動や物流コストの上昇といった課題を抱えながらも、日本のセレクトショップによる西海岸からの直接輸入は過去最高水準を維持している。なぜこれほどまでに日本のバイヤーは熱狂するのか。
その答えは「唯一無二の空気感」にある。アジアの縫製工場で再現しようとしても、どうしても出せない独特の「抜け感」や「乾いた色合い」が存在するのだ。カリフォルニアの強い太陽光と乾燥した空気が育む独特の風合いは、現地の水と空気、そして文化のなかでしか醸し出せない。偽物があふれるデジタル時代だからこそ、本物の持つ説得力が日本の消費者から強く求められている。