冷蔵庫から取り出してそのまま食べるのも悪くない。しかし、劇的に旨さを跳ね上げたいなら、地元・愛媛の酒客たちが口を揃えて薦める「トースター焼き」を試すべきだ。電子レンジでの過熱は水分が飛びすぎて身が縮んでしまうため、厳禁。狙うべきは、表面のクリスピー感と中心部のジューシーさの両立である。
やり方は驚くほどシンプルだ。あらかじめ温めておいたオーブントースターにアルミホイルを敷き、油を引かずにじゃこ天を並べる。目安は1000Wで約3〜4分。表面にぷつぷつと小さな油の泡が浮き立ち、香ばしい魚の脂の香りが立ち込めてきたらベストタイミングだ。焼き上がりに直ちに生姜醤油、あるいは大根おろしと一味唐辛子を添える。サクッとした軽快な歯ごたえの直後、熱々の魚汁が舌の上に広がり、まさに至福の瞬間が訪れる。