このバイラルの根底には、強烈なカルチャーのノスタルジアが存在する。原曲である宇多田ヒカルの「光」は、世界的大ヒットゲーム『キングダム ハーツ』のテーマソングとしても地球規模で知れ渡っている名曲だ。当時ゲームに熱中した20代から30代にとって、あのメロディは青春の記憶そのものと言っていい。
幼少期の記憶に刻まれた旋律が、夜の帳を破る重低音へと再構築される。その意外性がエモーショナルな衝撃を生んだ。Bellyjayは単に有名曲を拝借したのではない。原曲が持つエモーショナルなコード感をあえて残し、荒々しいビートと対比させることで、聴く者の脳内に忘れがたい爪痕を残す手法を取ったのだ。