ネット上で度々話題となるオール阪神巨人 引退の真相について、発端となったのはオール巨人が過去に自著やブログ、メディア取材で語った「70歳や結成50周年を一区切りにしたい」という発言でした。この言葉が一人歩きし、「コンビ解散」「漫才引退」という憶測が拡散した経緯があります。
しかし、巨人が真意として伝えたかったのは「漫才を辞める」ことではなく、「若い頃と同じ過密日程で劇場に出続ける働き方からの卒業」でした。芸に対する妥協を許さないストイックな巨人だからこそ、声量や身体機能が万全な状態で舞台に立ち続けるための現実的な選択肢として「出番数の調整」を提言したのです。
また、長年語り継がれてきたオール阪神巨人 不仲説 理由についても、実態は「確執」ではなく高度に洗練された「プロフェッショナルな関係性」にあります。若手時代、几帳面で礼儀を重んじる巨人と、天性の勘で動く自由奔放な阪神の間で衝突があったことは本人たちも公言しています。しかし、二人は長年の経験から「私生活では干渉せず、舞台上で最高のパフォーマンスを発揮する」という互いの境界線(バウンダリー)を確立しました。
「楽屋では必要以上に会話を交わさないが、センターマイクの前に立てば阿吽の呼吸で間を合わせられる」。このビジネスパートナーとしての徹底した割り切りこそが、感情的な決裂を防ぎ、半世紀以上もコンビを存続させた最大の要因です。