厚木でラーメン店を選ぶ際、絶対に外してはならないのが「駅前徒歩圏」と「幹線道路沿い郊外」の地理的・時間的特性の使い分けである。この街は、交通手段と時間帯によって全く異なる表情を見せる。
まず、公共交通機関を利用する、あるいは歓送迎会や飲み会の後に重宝するのが本厚木駅周辺ラーメン深夜営業店だ。本厚木駅北口・南口周辺には、午前0時を過ぎても湯気を立ち上らせる豚骨系や辛旨系、町中華の系譜が点在している。仕事帰りのサラリーマンや終電前後の利用客で賑わう駅周辺は、アクセスの良さと深夜対応力が最大の武器となる。
一方で、厚木の真骨頂とも言える名店の多くは、国道129号・246号沿いや七沢といった郊外に位置している。ここで極めて重要になるのが厚木ラーメン駐車場ありという条件だ。厚木家やZUND-BAR、ラーメン小川をはじめとする人気店は、ほぼ例外なく専用駐車場を完備している。しかし、週末の12時前後や19時前後は駐車場待ちの待機列が発生することも珍しくない。
スムーズに食事を楽しむための鉄則は、郊外の大型店を目指すなら開店直後の11時台前半か、アイドルタイムとなる15時〜17時台を狙うことだ。車での機動力を生かした郊外攻略と、駅前の利便性を生かした夜間攻略を明確に分けることが、厚木ラーメンをストレスなく堪能するための最適解である。