メッキをブラックメッキにする方法と失敗しないDiy塗装の極意

メッキをブラックメッキにする方法と失敗しないDiy塗装の極意

メッキをブラックメッキにする方法と失敗しないDiy塗装の極意の実践ガイドについて徹底ガイドします。初心者でも安心のガイドをチェックしてください。

メッキ塗装がペリペリとシート状に剥がれてしまう最大の理由は、表面の摩擦係数が極端に低く、塗料が物理的に引っかかる微細な凹凸(アンカー効果)が存在しないためです。この課題をクリアするために欠かせないのが、メッキパーツ 足付け 耐水ペーパーを使った入念な研磨作業です。

一般的な塗装では#400〜#600の粗いサンドペーパーで傷を付けますが、ブラックメッキ調仕上げではこの粗さは厳禁です。透過性のある黒を重ねるため、粗い傷を付けると下地の研磨キズがすべて表面に透けて現れ、曇ったような濁りが発生してしまいます。推奨されるのは、#1200〜#1500番の極細目耐水ペーパーを用いて、水をかけながら均一に撫でるように研磨する手法です。クロームの層を削り落とすのではなく、表面の酸化被膜をリフレッシュしつつ、目に見えないミクロの凹凸を形成する感覚で作業を進めます。

足付けが完了したら、中性洗剤で削り粉を完全に洗い流し、乾燥後にシリコンオフ(脱脂剤)を惜しみなく吹き付けて油分を完全に除去します。手の皮脂が一度付着しただけでもその部分から塗膜が浮く原因になるため、作業時はニトリルグローブの着用が必須です。

そして、メッキDIYの成否を決定づける最大のキーアイテムがミッチャクロン 下地処理です。染めQテクノロジィが誇る特殊変性ポリオレフィン系密着プライマー「ミッチャクロン」は、塗料が乗らない非鉄金属やクローム層に対し、分子レベルで強力な架橋結合を作り出します。ここでの最大のコツは「決して厚塗りをしないこと」です。ツヤが出るほど吹き付けると逆に密着不良を起こすため、パーツ全体に微細な霧がうっすらと均一に付着する程度(1〜2往復のパラ吹き)に抑え、15〜20分間しっかりと自然乾燥させます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。