便利グッズに頼る前に、あるいはグッズを装着しても違和感が拭えない場合に最も確実な解決策となるのが、眼鏡専門店でのプロによるフィッティング調整です。
多くのユーザーが「他店で購入したメガネを持ち込むと高額な手数料を取られるのではないか」と躊躇していますが、実際のメガネ店舗における調整料金は、基本的な掛け心地の再調整(テンプルの曲げ直し・幅調整、ネジ締め、クリングスの傾斜調整)であれば無料で対応しているチェーンが大半です。
例えば、全国展開するJINSのメガネ鼻パッド調整では、自社製品はもちろん、他社製フレームであっても簡易的な掛け具合いの調整を快く引き受けてくれる体制が整っています。さらに、経年劣化で黄ばんだり硬化したりした鼻パッドをシリコン製の新品へ交換する場合も、JINS製品であれば無料または数百円程度のワンコインで交換可能なケースが一般的です。専用ヒーターでテンプルを温め、骨格の側頭幅に合わせてミリ単位でカーブを成形し直してもらうだけで、追加グッズなしでもずり落ちが嘘のように解消することが多々あります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
メガネのずり落ち対策を講じるにあたり、ユーザーごとの状態に応じた適切なアプローチの選択基準は以下の通りです。
▼市販グッズの導入が向いている人
- 鼻あてとフレームが一体成型されているプラスチックフレーム(セルフレーム)を使用していて、高さや幅が合っていない人(→セルシールUなどの肉厚シリコンパッドが最適)
- ランニング、ジムでのワークアウト、下を向く作業が多く、瞬間的な激しい揺れでメガネが飛ぶのを防ぎたい人(→メガロックやスポーツ用ストラップが最適)
- 鼻筋への圧迫痕や赤みが気になり、鼻パッドの跡がつかないグッズを探している人(→中空エアシリコンパッドへの換装が最適)
▼グッズ購入前にまず店舗調整へ行くべき人
- メガネをかけると左右で耳の高さが違い、フレームが目に見えて傾いている人
- フレームを長年使っており、着脱の癖でテンプルが外側に広がって側頭部を挟むテンションが抜けている人
- 高価なチタンフレームや金無垢、天然素材(べっ甲等)のフレームを使っており、安易な接着剤や強い負荷を避けたい人