西田ひかるさんが芸能界の表舞台に立ったのは、1988年4月20日のことでした。記念すべきデビュー曲のタイトルは『フィフティーン(15)』。その名の通り、デビュー当時の年齢はわずか15歳(高校1年生)でした。
当時のアイドルシーンは、松田聖子さんや中森明菜さんが築いた王道スタイルから、おニャン子クラブに代表される親近感重視のグループアイドルへとトレンドが移行し、個人のソロアイドルにとっては冬の時代とも称された時期でした。そんな状況下に登場した彼女の若い頃のビジュアルは、まさに鮮烈そのものでした。
当時の音楽番組や雑誌グラビアにおける昔の写真を振り返ると、過剰なメイクや媚びた演出を排し、ショートカットに小麦色の肌、健康美溢れるプロポーションが際立っています。インタビューで語られた「等身大の自分をそのまま見せたい」という言葉通り、飾らないアメリカンハイスクールのティーンエイジャーそのままの姿が、視聴者に圧倒的な清涼感を与えました。
同年にミュージカル『小公子セディ』の主役・セディ役に抜擢され、舞台女優としても卓越した表現力を発揮。15歳という若さにして、歌唱力、演技力、そして卓越した語学力を兼ね備えた大型新人として、瞬く間にトップランナーへと名乗りを上げました。