逆算の精度を議論する前に、まずメーカー発表値およびホール実戦値から集約された『SハッピージャグラーVⅢ』のスペックを整理しておきましょう。下表は、設定推測の基軸となる主要フラグの数値データを一覧化したものです。
データを精査すると明確になるのが、設定1(1/6.08)と設定6(1/5.78)の差がわずか「0.30」しかない点です。マイジャグラーV(設定1:約1/5.90、設定6:約1/5.66)と比較しても設定間の傾斜が緩やかであり、短縮されたゲーム数では確率の収束が極めて期待しづらい仕様であることが分かります。
それに対して、単独REG確率は設定1と6で約1.83倍、チェリー重複REG確率も約1.67倍という圧倒的な設定差が設けられています。さらにハッピージャグラー特有の特徴として、チェリー重複BIG(設定1で約1/1489、設定6で約1/1170)にも明確な勾配がつけられており、出玉設計の根幹がボーナス契機の分散に置かれていることが読み取れます。