なぜモンゴル力士は圧倒的に強いのか?歴代横綱の軌跡と強さの真実

なぜモンゴル力士は圧倒的に強いのか?歴代横綱の軌跡と強さの真実

なぜモンゴル力士は圧倒的に強いのか?歴代横綱の軌跡と強さの真実とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

モンゴル出身力士の強さを語る上で欠かせないのが、モンゴルの伝統国技である「ブフ(モンゴル相撲)」の存在です。しかし、ブフと日本の大相撲には決定的なルールの違いが存在します。

ブフは草原などの制限のない広場で行われ、直径4.55メートルの「土俵」という概念がありません。また、手のひらや膝、肘など、足の裏以外の部位が地面についた時点で勝敗が決まります。さらに「押し出し」による勝敗はなく、技の中心は多彩な足技や豪快な投げ技です。衣装も上半身に「ゾドグ」と呼ばれる特有のベストを着用し、下半身は「シューダグ」と呼ばれる短いパンツを履いて戦います。

来日したモンゴル出身力士たちは、このブフの技術をそのまま持ち込むのではなく、日本の大相撲の特性に合わせて見事に昇華させました。狭い土俵の中で瞬時に勝負が決まる「立ち合いの瞬発力」と「前に出る押し」を徹底的に叩き込みつつ、土俵際で追い詰められた際にはブフ仕込みの内掛け、外掛け、出し投げといった変幻自在の技を繰り出します。この異種格闘技の融合とも言える適応能力の高さこそが、土俵上での爆発的な勝率を支えているのです。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。