大阪城ホールの公演を語る上で欠かせないのが、チケット当選倍率の激化です。京セラドーム大阪(約45,000〜50,000人収容)で公演を行うメガアーティストが、ファンクラブ限定ツアーや単館アリーナツアーとして城ホを選択した場合、動員枠が一気に4分の1以下へ圧縮されます。その結果、普段なら当選するファンであっても落選が相次ぎ、当選倍率が十数倍から数十倍にまで跳ね上がります。
激戦をくぐり抜けて遠征する観客にとって、もうひとつの関心事は会場音響評判です。大阪城ホールは1983年の開館以来、多目的アリーナとして運用されていますが、日本武道館や他の古参アリーナと比較しても音響設計のクオリティが高いことで知られています。
プロの音響エンジニアやツアー関係者の証言によると、「天井の吸音パネルや壁面の反響制御が緻密に設計されており、ドーム特有の酷い音の反響や遅延(ディレイ)が発生しにくい」と高く評価されています。アリーナ中央付近からスタンド正面席にかけては、ボーカルの輪郭やベースの重低音がクリアに届くため、純粋な音楽体験としての満足度は国内アリーナ屈指と言えます。