自動車の塗装には主に3つの系統が存在します。それぞれの構造と光の反射メカニズムを比較すると、ソリッドカラーの立ち位置が明確になります。
① ソリッド塗装
顔料と樹脂のみで構成される基本構造。光を乱反射させる素材が入っていないため、ボディのプレスラインや曲面がくっきりと浮かび上がり、濃厚で艶やかな発色を楽しめます。
② メタリック塗装
塗料の中に微細なアルミニウムの小片(アルミ粉)を配合した塗装です。光が当たるとアルミ片がキラリと輝き、金属特有のシャープな光沢感と陰影のハイコントラストを生み出します。
③ パール・マイカ塗装
アルミ粉の代わりに人工または天然の雲母(マイカ)片を混ぜ込んだ塗装です。光がマイカ粒子を透過・屈折しながら反射するため、真珠のような奥深く上品な輝きと、見る角度による繊細な色調変化を生み出します。