土方歳三の墓はなぜ複数あるのか?本当の埋葬地と衝撃の真相を徹底解説

土方歳三の墓はなぜ複数あるのか?本当の埋葬地と衝撃の真相を徹底解説

土方歳三の墓はなぜ複数あるのか?本当の埋葬地と衝撃の真相を徹底解説について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

インターネット上の旅行記やSNSの投稿で頻繁に見受けられる最大の誤解が、「日野市の石田寺の墓石の下に、土方歳三の遺骨が埋まっている」という思い込みです。

前述の通り、石田寺にあるのはあくまで土方家の先祖代々の墓域に建てられた供養墓であり、遺骨は納められていません。日野の土方歳三資料館に保存されている遺品(愛刀・和泉守兼定や洋装の写真、遺髪とされるもの)は、従者であった鉄之助らが命がけで箱館から日野の生家へ届けたものですが、亡骸そのものは北の大地に残されたままです。

また、「五稜郭のどこかを掘れば歳三の骨が出てくるのではないか」というロマン的な言説も長年囁かれてきましたが、これも現実的ではありません。五稜郭は国の特別史跡に指定されており、大規模な学術発掘調査が幾度となく実施されていますが、土方歳三の埋葬を特定づける遺構や遺骨は一切発見されていません。歴史的事実と個人の信仰・追悼の念を混同せず、それぞれの碑が持つ歴史的文脈を正しく理解することが、真の歴史愛好家に求められる姿勢です。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

全国の土方歳三墓所を巡る「聖地巡礼」において、自身の旅の目的や移動手段に応じた向き・不向きの基準を明示します。

  • 石田寺(日野)への巡礼が向いている人:
    • 公共交通機関を利用して手軽かつ厳粛に祈りを捧げたい人(モノレール万願寺駅から平坦な道で徒歩5分)。
    • 生家跡(土方歳三資料館)や高幡不動尊など、歳三の生い立ちや多摩での青春期をトータルで追体験したい人。
  • 碧血碑・函館最期の地巡礼に向いている人:
    • 幕末・戊辰戦争の終焉という「激動の歴史のリアリズム」に直接触れたい人。
    • 急な坂道や山道(谷地頭から函館山麓)を徒歩で移動できる体力があり、観光地化されていない静寂の中で深い慰霊を行いたい人。
  • 慎重になるべき人・避けるべきシチュエーション:
    • 「手軽な観光スポット」として写真撮影だけを目的に訪れようとする人(石田寺も碧血碑も、本質は厳格な追悼の場です)。
    • 足腰に不安があり、舗装されていない山道や坂道を歩くのが困難な人(函館・碧血碑や会津・天寧寺の墓所は険しい傾斜地にあり、車椅子等のアクセスは極めて困難です)。
山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。