この奇妙な話の真相を紐解くと、極めて理系的なルーツに行き当たります。「リアカーなきK村」の元ネタは、高校化学の基礎知識である「炎色反応」を記憶するための語呂合わせです。
受験勉強などで広く使われている代表的な暗記フレーズは以下の通りです。
「リアカー(Li:赤)な(Na:黄)き(K:紫)K村(K:紫・かむら)、動力(Cu:緑)借(Ca:橙)ると(Ba:黄緑)するもくれない(Sr:紅)」
元素記号と炎の色を効率よく覚えるためのリズミカルな文句ですが、「リアカー無きK村」という前半部分のフレーズがあまりにも怪談のタイトルとして完成されていたため、ネット掲示板の職人たちが「もしもこのフレーズ通りの怪談があったら」と創作したのが、すべての発端でした。