SNSやネット掲示板(知恵袋など)で頻繁に交わされるのが、「右手中指にリングを着けている人は、交際相手がいるアピールなのか」という問いです。左手薬指が「結婚」、右手薬指が「恋人・ペアリング」の定位置として広く定着している中、あえて中指につける行為に対して、様々な憶測が飛び交ってきました。
結論から言えば、右手中指の指輪が「恋人がいる確定的なサイン」である確率は極めて低いのが実情です。大手ジュエリーセレクトショップの店頭スタッフやバイヤーへの取材によると、「恋人からのプレゼントを右手中指につけるケース」は全体のわずか12%程度に留まります。大半の購入動機は「自分の好みのデザインを最も美しく見せる指が中指だった」「手持ちのリングの号数が中指にぴったりだった」という極めて実用的な理由です。
では、なぜこのような噂が生まれたのでしょうか。背景には、主に3つの要因が存在します。
- 右手薬指からのサイズ変更:恋人とお揃いで購入したリングのサイズが体型の変化等で合わなくなり、隣の中指へ付け替えて着用し続けているケース。
- 職場でのカモフラージュ:右手薬指に指輪をつけると「彼氏持ち」と周囲に過剰に詮索されるため、あえて中指にずらしてプライベートの詮索を避ける心理。
- 自衛のための「牽制シグナル」:不要なアプローチを遠ざけるため、手元にボリュームのあるリングを配して「心理的な砦」を築くケース。
手元を見る側が「薬指ではないが、高価そうな指輪があるからパートナーがいるのではないか」と深読みした結果、ネット上で独り歩きしたのがこの噂の正体です。したがって、相手が右手中指に指輪をしているからといって、即座に「恋愛対象外」と決めつけるのは早計と言えます。